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2008年01月17日

[ハミング通信] ぜつぼうしない結末

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 ◆◆INDEX◆◆==============================================

 【1】本にないあとがき 〈 ぜつぼうしない結末 〉
    〜なかなか聞けない! 作品や作者、編集の裏話をご紹介します

 【2】みんなでつくる本屋さん 〈 語る編 〉
    夢の保育園の本棚をつくろう:『おかあさんだいすき』
                  『ふしぎなたいこ』

 【3】知ってた?〈 各国の金運アップの象徴 〉

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 【1】本にないあとがき
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 〈 ぜつぼうしない結末 〉

今回は、ヤングアダルトに人気の作家、原田宗典さんの絵本『ぜつぼうの濁
点』の裏話をお届けします。まずは、『ぜつぼうの濁点』のあらすじからご
紹介しましょう。

言葉の世界の真ん中におだやかな「ひらがなの国」がありました。ひらがな
の国は、「あ」から「ん」までの五十音がくっつき合って、言葉を作り暮ら
す国です。
そんなある日、道ばたにどういうわけか「 ゛」と濁点のみが置き去りにされ
てしまいます。そんな読めない状態でいるなんて千年に一度もなかったこと
で……。

この言葉の世界の不思議なお話は、もともと短編集の中の一話として出版さ
れていました。著者・原田宗典さんの講演会に行った編集者が「このお話に
絵をつけたら面白そうだ」と思ったのが、絵本化のきっかけだったそうです。

また、原田宗典さんにも「絵描きさん、苦労するだろうなぁ」といわしめた
この絵本の挿絵を担当したのは、工芸家・染色作家であり、世界的に活躍す
る芸術家、柚木沙弥郎さん。
編集者から、柚木さんに仕事を依頼したときのエピソードをお聞きしました。

                *

柚木さんに挿絵の依頼をしたとき、最初は、「新しい絵本はちょっと……」
という雰囲気でした。でも、どうしても引き受けていただきたくて、原稿を
仕事場にお持ちして読んでいただこうと思いました。すると「読んでしまっ
たら引き受けなければならないでしょ」と。そこで、私がその場で朗読しま
した。柚木さんは目をつむってじっときいてくださり、「面白い。文章の力
強さに驚いた、引き受けましょう」とおっしゃったのです。すごくうれしか
ったですね。
                            (編集者談)

                *

のちに、正式に依頼する際は、原田宗典さんが手書きの原稿をもう一度書き、
ご自分の肉声で朗読されたMDまで用意されたそう。絵を描いてもらうときに、
肉筆の原稿と肉声の朗読のほうがイメージを膨らませてもらいやすいのでは、
という原田さんの考えからです。

「タイトルや表紙からは絶望的な印象を受けられるかもしれませんが、結末
はぜったい絶望させません!」という編集者からの力強いコメントもいただ
きました。確かに、未来が広がるような結末に、元気のでる絵本です!

                   (情報提供:教育画劇 編集部)

 ▼『ぜつぼうの濁点』
 http://www.felissimo.co.jp/f/index.cfm?bid=1495&lid=1

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 【2】みんなでつくる本屋さん 〈 語る編 〉
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夢の保育園の本棚をつくろう:『おかあさんだいすき』
              『ふしぎなたいこ』

                         ☆案内人 さっちん

こんにちは。「夢の保育園の本棚をつくろう」コーナー担当のさっちんです。
このコーナーでは、「こんな保育園があったらいいな」という夢、「その保
育園の本棚にどんな絵本を置きたいか」を、みなさんと一緒に考えています。
今回は、みなさまご存じの元保育士であり、『ぐりとぐら』の作家、中川李
枝子さんから、また素敵なお便りをいただきましたので、ご紹介します。

                ◇

今から50年前、学校でたての新米保育士の私の第一歩は、「岩波子どもの本」
を子どもと一緒に読むことから始まりました。私が絵本を持つと、どの子も
目を輝かせてとんできました。保育園で15年間、絵本やお話の嫌いな子はひ
とりもいませんでした。本当です!

読むのが上手と大先輩にほめられたことがあります。それは私が自分の好き
な本を読むからだそうです。もうひとつは選び方もよかったと思います。い
つも目の前にいる子ひとりひとりの性格や好みを私の頭の中にしっかり入れ
ていました。
『おかあさんだいすき』『ふしぎなたいこ』はまさに園の定番でした。
                           (中川李枝子)

 ▼今後も、本の体験記「ブック・ライブ! プリマライフ」
 “夢の保育園の本棚をつくろう”のブログをお楽しみに。
 http://www.felissimo.co.jp/f/index.cfm?bid=1495&lid=2

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 【3】知ってた?〈 各国の金運アップの象徴 〉
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日本では、お財布の中に蛇の抜け殻を入れると、お金が舞い込んでくるとい
う話がありますが、世界ではどのようないわれや迷信があるのでしょうか?

貯金箱といえばブタ。アジアの各国では、ブタは金運上昇の縁起物として親
しまれています。特に韓国ではブタの夢を見るとお金持ちになれるといわれ、
お正月に送るあいさつメールもブタの絵が頻繁に使われるそうです。また、
中世ヨーロッパでは、ブタが新年の幸運を運んでくるとされ、ブタの貯金箱
を新年に贈る風習がありました。
ほかにもユニークな縁起物はいろいろとあります。イタリアでは、レンズ豆
はお金の象徴であり、大晦日にレンズ豆の煮物を食べる習慣がありますし、
フィンランドでは、貯金箱はブタではなくゾウ。ゾウは記憶力がいいので、
貯金したお金を忘れないようにという願いが込められています。
みなさまも新年に向けて、お気に入りの金運アップアイテムを見つけてみて
はいかがでしょうか?

 ▼参考文献:『福招き手帖』
 http://www.felissimo.co.jp/f/index.cfm?bid=1495&lid=3

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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